ベルリオーズ:幻想協奏曲 Op.14
(2006.02〜)
@IBM Orchedtra
会社のオーケストラの2006年1回目の定演でのメイン。
曲は何回も耳にしているが積極的に聴いてきた曲とは言えない。
そこでスコアを購入し、少しずつ聴き始めたが、今月末には練習が始まりそうなので概観を早めに掴んでしまいたい。
(2006.2.3 記)
アルバム | 演奏者 | 演奏 | 録音 | 寸評 | |
01 | ![]() |
【曲目】 ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14、トリスティア 作品18(*) 【指揮】ピエール・ブーレーズ 【演奏】クリーヴランド管弦楽団合唱団(*)、クリーヴランド管弦楽団 【録音】 1996年3月 クリーヴランド〈デジタル録音〉《4Dオーディオ・レコーディング》 |
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02 | ![]() |
【曲目】 ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14 【指揮】ダニエル・バレンボイム 【演奏】ベルリン・フィル |
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03 | ![]() |
【曲目】ベルリオーズ: (1)幻想交響曲 op.14(1993年10月 パリ) (2)歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」op.23 序曲(1993年11月、1994年6月 パリ) (3)序曲「ローマの謝肉祭」op.9(1993年11月、1994年6月 パリ) 【指揮】チョン・ミュンフン 【演奏】パリ・バスティーユ管弦楽団 |
3.0 | 3.5 | 【全体】 バスチーユ間管というオケの名を聞いて監獄を連想してしまった。 演奏は細やかだが、優し過ぎるきらいがある。 【第1楽章】 非常に繊細な出だし、神経質な程だ。 ガラス細工のようなはかなさを感じる。 ちょっと弱弱しいかな。 【第2楽章】 なんとなくブレンドされてきて細いながらワルツに乗り、軽やかさが目立つ。 悪くないがまろやか過ぎか。 スコアの版の違いかトランペットがやけに目立つ。 【第3楽章】 これは美しい演奏だ。 夕映えのような弦がすばらしい。 終結部の雷鳴も雰囲気が出ている。 【第4楽章】 やっと地に足が着いてきた感じだが、ファンファーレもレガートでやはり角のない演奏。 磨かれ抜かれているといえばそのとおりなのだが。 【第5楽章】 全体に軽妙である。 鐘は平凡。 迫力はないが、聴きやすいことは聴きやすい。 【録音】 いかんせん録音レヴェルが低く抑えられており迫力に欠ける。 それなりの装置で聴けばいいのかもしれない。 |
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【曲目】 ベルリオーズ: 1) 幻想交響曲 作品14 2) 序曲 《海賊》 作品21 【指揮】シャルル・デュトワ 【演奏】モントリオール交響楽団 【録音】 1984年5月 《デジタル録音》 |
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【曲目】ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14 【指揮】ワレリー・ゲルギエフ 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 【録音】2003年5月17、18、20日、ウィーン、ムジークフェライン(ライヴ) 《デジタル録音》 |
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【曲目】ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14 【指揮】エルネスト・アンセルメ 【演奏】:スイス・ロマンド管弦楽団 |
4.0 | 3.5 | 【全体】 中学生のころのLPレコードのジャケットが復刻された。 実はこの演奏を聴くのは初めてだが、アンセルメ/スイス・ロマンド管の演奏はもっと評価されていい。 この幻想もいい出来である。 【第1楽章】 古い録音ながら、透明感を感じさせる。 テンポ感もピタリと決まり、全体的に優れている。 【第2楽章】 素朴な舞踏会のワルツを思わせる。 機能美という観点から聴くと少々野暮ったさを感じる。 【第3楽章】 雰囲気たっぷりに情景を浮かび上がらせている。 弦がはかなさ、切なさを訴える。 低弦の伸びもよく、正統的な曲造りを行っているという印象を受ける。 【第4楽章】 出だしはいいが、肝心の行進の部分がやや生ぬるい。 馬力不足を感じる。 ただ、バランスはいいのでその推進力のなさが惜しまれる。 【第5楽章】 第4楽章と違い、前に進もうとする気迫が感じられる。 しかし、鐘の鳴りが悪い。 今ひとつ食い足りないのはオケの力不足のせいであろう。 【録音】 デッカの録音だけあって50年近く経ってもこの瑞々しさには驚かされる。 多少輪郭が甘くなるのは仕方ないか。 (2006.2.17 記) |
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【曲目】ベルリオーズ:幻想交響曲/レリオ 【指揮】エリアフ・インバル 【演奏】フランクフルト放送交響楽団、ダニエル・メスギシュ(語り)、キース・ルイス(T)、ウォルトン・グレンロース(BR)、フランクフルト聖歌隊、フライブルク声楽アンサンブル 【録音】1987年9月24-25日、10月24日 PCM デジタル録音 |
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08 | ![]() |
【曲目】ベルリオーズ:幻想交響曲作品14/序曲「ローマの謝肉祭」作品9* 【指揮】エマニュエル・クリヴィヌ 【演奏】国立リヨン管弦楽団、(*)広上淳一指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 【録音】1993/1996年 |
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【曲目】ベルリオーズ:幻想交響曲作品14/序曲「ローマの謝肉祭」作品9 【指揮】ズービン・メータ 【演奏】:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 |
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【曲目】ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14/序曲「ローマの謝肉祭」作品9 【指揮】シャルル・ミュンシュ 【演奏】:ボストン交響楽団 【録音】1958年 |
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【曲目】ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14 【指揮】シャルル・ミュンシュ 【演奏】パリ管弦楽団 |
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12 | ![]() |
【曲目】 1.幻想交響曲op.14a 2.序曲「ローマの謝肉祭」op.9 3.序曲「海賊」op.21 【指揮】ミシェル・プラッソン 【演奏】トゥールーズ市立管弦楽団 |
- | - | 【全体】 【第1楽章】 【第2楽章】 【第3楽章】 【第4楽章】 【第5楽章】 【録音】 |
13 | ![]() |
【曲目】 ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14 リスト:交響詩《前奏曲》 S.97 【指揮】サー・ゲオルグ・ショルティ 【演奏】シカゴ交響楽団 【録音】1992年6月 ザルツブルク(ライヴ・レコーディング)〈デジタル録音〉 |
3.5 | 4.0 | 【全体】 1,2楽章と3-5楽章の出来に差があり、なんで最初から功やらなかったのか!?という惜しい演奏だ。 いい車を最初は乗りこなせていなかったのに、次第にうまくなっていった感じ。 【第1楽章】 コージアン盤を聴いたあとだけにオケの精度の高さに圧倒される。 しかし、じゃじゃ馬ぶりが馬脚を現し、うるさ過ぎ。 このへんがよく言われるショルティのセンスのなさなのだろう。 【第2楽章】 超高性能のシカゴ響をうまく操るが、やはり鋭角な表現が目立ち、狂騒のうちに終わる。 【第3楽章】 冒頭の寂しさが伝わらないきらいはあるが、それほど押し付けがましくなく、前の2楽章とは打って変わってすばらしい。 【第4楽章】 この楽章もうるさいかなと思ったが、抜群のバランス感覚でとてもいい。 力任せが影を潜め、ショルティもいいセンスだと見直す。 【第5楽章】 しり上がりに調子がよくなる。 前半ではうるさく感じたティンパニの強打、低弦、金管のうねりがすばらしい。 【録音】 前半楽章と後半楽章でうるささから逞しさに変わる。演奏のせいか?録音のせいか? (2006.2.17 記) |
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【曲目】 1.幻想交響曲op.14●ドビュッシー: 2.交響詩「海」 【指揮】 ピエール・モントゥー 【演奏】サンフランシスコ交響楽団, ボストン交響楽団 BMGファンハウス - 2002/01/23 |
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【曲目】ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14、叙情的場面《エルミニー》 【指揮】マルク・ミンコフスキ 【演奏】オーレリア・ルゲイ(S)、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、マーラー・チェンバー・オーケストラ 【録音】2002年12月、パリ、シテ・ド・ラ・ムジーク、大ホール《デジタル録音》《4Dオーディオ・レコーディング》 |
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【曲目】 (1)ベルリオーズ:幻想交響曲op.14[1945.2.17&18、4.15 WMO] (2)グノー:歌劇「ファウスト」〜バレエ音楽[1947.12.22 WMO] (3)シャブリエ:歌劇「いやいやながらの王様」〜ポーランドの祭り[1947.12.22 WMO] (4)ラヴェル:道化師の朝の歌[1947.12.22 WMO] ※WMO=サンフランシスコ、ウォー・メモリアル・オペラ・ハウス 【指揮】ピエール・モントゥー 【演奏】サンフランシスコ交響楽団 [Disc to digital tape transfer : Ward Marston] |
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【曲目】 幻想交響曲op.14 【指揮】ユージン・オーマンディ 【演奏】フィラデルフィア管弦楽団 |
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【収録曲】ベルリオーズ: |
4.5 | 4.5 | 【全体】 これは掘り出し物である。 幻想というと暑苦しいイメージがあったが(ミュンシュ盤を起源とする)、ここでは余計な汗をかかない。 足しても引いても幻想?という演奏。 【第1楽章】 鮮やかな疾走感が心地よい。 オケの鳴りっぷりもよく、覇気を感じさせる演奏である。 【第2楽章】 非常に手馴れた手綱さばきで流麗に展開していく。 最後まで乱れることなく手際よく締める。 【第3楽章】 依然として好調を維持し、とにかくオケ全体のバランスがよい。 この息の長い楽章を飽きさせずに聞かせる。 【第4楽章】 この楽章もテンポ感・バランス感覚が優れており、迫力も十分。 行進曲も歯切れよく進むが、多少スケールの小ささを感じるのも事実。 【第5楽章】 色彩感覚がとても豊かで、各楽器も有機的に結合している。 最後の盛り上がりも余分な力の入らない自然な形で演奏されている。 【録音】 ややライブ気味だが、芯があり適度な残響で曲の本質を捉えている。 (2006.2.17 記) |
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【曲目】 ベルリオーズ:幻想交響曲、序曲「ローマの謝肉祭」、「海賊」 【演奏】 クリュイタンス(指揮)、フィルハーモニアO、フランス国立放送O 発売日: 2004/06/23 レーベル: EMIクラシックス |
【全体】 【第1楽章】 【第2楽章】 【第3楽章】 【第4楽章】 【第5楽章】 【録音】 |
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サー・コリン・デイヴィス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
【全体】 【第1楽章】 【第2楽章】 【第3楽章】 【第4楽章】 【第5楽章】 【録音】 |
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ベルリオーズ:幻想交響曲、プーランク:牝鹿/ |
【全体】 【第1楽章】 【第2楽章】 【第3楽章】 【第4楽章】 【第5楽章】 【録音】 |
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【曲目】 |
【全体】 【第1楽章】 【第2楽章】 【第3楽章】 【第4楽章】 【第5楽章】 【録音】 |
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ベルリオーズ:幻想交響曲、「宗教裁判官」序曲/ ノリントン指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団 発売日: 2004/10/27 レーベル: ヘンスラー |
【全体】 【第1楽章】 【第2楽章】 【第3楽章】 【第4楽章】 【第5楽章】 【録音】 |
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【曲目】 |
【全体】 【第1楽章】 【第2楽章】 【第3楽章】 【第4楽章】 【第5楽章】 【録音】 |
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ベルリオーズ:幻想交響曲、序曲「リア王」/ |
【全体】 【第1楽章】 【第2楽章】 【第3楽章】 【第4楽章】 【第5楽章】 【録音】 |
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【収録曲】ベルリオーズ:幻想交響曲、「ロメオとジュリエット」第3部より「愛の場面」 |
4.5 | 4.0 | 【全体】 非常に調和の取れた名演である。 一見クールなアプローチながら、こうした名人芸に接すると内側から徐々に熱さが伝わってくる。 【第1楽章】 まことに考え抜かれた演奏で、ショルティ盤が粗暴に聞こえるほどの細かい部分への配慮が感じられる。 【第2楽章】 この楽章も典雅に展開しながらも、ウラでは綿密なコントロールがされているので破綻が全くなく、ひたすら心地よさに酔うことが出来る。 【第3楽章】 ここでも美に入り細に入りオーケストラの表情を変化させている。 淡白だが、Warmな演奏。 弱音重視でダイナミクスがもう少しあっていいかも。 【第4楽章】 この楽章は迫力が求められるだけに、ドクターKのアプローチはやや柔和過ぎる。 ここで一転してオケをもう少し鳴らしたら、と思う箇所があり惜しい。 【第5楽章】 この楽章はやはり迫力には欠ける部分はあるが、それを補う表現力の高さが評価できる。 全体を通じて一貫した表現だったということも出来、一概に否定は出来ない。 【録音】 やわらかめの音質だが、自然な録音。 もう少し録音レベルが高めでもよかったかもしれない。 (2006.2.17 記) |
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ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14/ 指揮:レオポルド・ストコフスキー ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 発売日: 2003/09/30 レーベル: DECCA Original Masters |
【全体】 【第1楽章】 【第2楽章】 【第3楽章】 【第4楽章】 【第5楽章】 【録音】 |
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【曲目】 ベルリオーズ: 幻想交響曲 作品14 【演奏】 オットー・クレンペラー(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団 【録音】 1963年4,9月 キングズウェイ・ホール,ロンドン |
5.0 | 4.0 | 【全体】 クレンペラーの器の大きさを感じさせる演奏。 これは晩年のクレンペラー一連の録音の中でも上位に入る演奏である。 大きな物語を満足して聴けたという気にさせられる。 【第1楽章】 遅々としたテンポから雄大なスケール間が広がる。 非常に丁寧な演奏に終始しており、オケの鳴りっぷりもいい。 メリハリも効いている。 【第2楽章】 悠々とした逞しさ。 彼がリアリストであるということは如実にわかるが、演奏におけるリアリズムというのは、激情の放流ではなく、それと対極にある拡張性の高い昇華のことをいう。 【第3楽章】 開始部分の管の掛け合いは精緻で単に音が独立して存在するのではなく、有機的に絡み合っていく。 ここにクレンペラーの真骨頂がある。 【第4楽章】 意外と静かな出だし、断頭台への行進もそのペースが保たれるので爆発を期待すると肩透かしを食う。 全体にやわらかいが、よく聴くとタフな演奏である。 【第5楽章】 おどろおどろしさは全くなく、まっとうな表現。 鐘の音も古式豊かな正統派。 迫力という観点から聴くと多少おとなしめかもしれない。 【録音】 特に問題はない。 EMI録音で感じる音の薄さもないし、経年劣化のヒス・ノイズも気にするほどではない。 (2006.2.17 記) |
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【曲目】 |
【全体】 【第1楽章】 【第2楽章】 【第3楽章】 【第4楽章】 【第5楽章】 【録音】 |
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ベルリオーズ: 序曲「ローマの謝肉祭」作品9/クラウディオ・アバド指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 幻想交響曲 作品14a/クラウディオ・アバド指揮、シカゴ交響楽団 発売日: 2003/02/28 レーベル: DG - Entree |
【全体】 【第1楽章】 【第2楽章】 【第3楽章】 【第4楽章】 【第5楽章】 【録音】 |
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ベルリオーズ: 幻想交響曲 作品14a/ コージアン指揮、ユタ交響楽団 |
1.0 | 2.0 | 【全体】 ライナーノートの大絶賛振りとは全く逆の切れ味の悪い演奏。 買った人はだまされたと思うのではないか?! 【第1楽章】 なんかタガが緩んだような響き。 これはダメだ、と思っていると10分過ぎあたりからスピード感が出て多少よくなるが、ときすでに遅し。 【第2楽章】 第1楽章よりも全体のサウンドはまとまっているがユルさは時折顔を出す。 ひとつ上のランクの音が出ない。 これが一流オケとの違いなのか。 【第3楽章】 最初の管の音がプロではない、と思ってしまう。 弦が出てきても、そのあたりに同じ限界を感じてしまう。 いうなればそこそこ部品は出来ているが、バラバラで統一感がないのだ。 【第4楽章】 開始の歩みからティンパニの刻み(下手だ)、決めもズレている。 やはり生ぬるい印象はぬぐえない。 ファンファーレもいかにも軽すぎる。 【第5楽章】 広々としているが大雑把だなぁ。 結局いいこと書けないけど仕方がない。 別録りの鐘のデジタル録音が全く音楽に溶け込んでいない。(怒) 【録音】 売りの鐘の別録りは白々しい響き。 はっきり入ってダメ録音。 (2006.2.13 記) |