モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調、K.261
(2006.01〜)
@Violin Lesson

この曲は高校1年生の学園祭のときに高校のオーケストラで2ndのソロを担当した曲で、30年ぶりに同じ2ndソロ担当でCollegium Dopupelleという社会人ユニットで練習を開始したところ。
2006年中に全楽章を演奏するチャンスを模索している曲。


アルバム 演奏者 演奏 録音 寸評
01 【演奏】
藤川真弓(vn)
ヴァルター ヴェラー指揮
ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
【録音】
デッカ 1972年
5.0 4.0 【演奏】
ソロ、オケともに程よい厚みでモーツァルトの至福を感じさせる。
ソロの表現力は高く、実に細やかな表情を見せる。
テンポ感も絶妙で、これほど美しい演奏はなかなか現れないのではないかと思う。
【録音】
他方年代を感じるが、録音バランスがよく、ソロとオケがブレンドし、とても聴きやすい。
(2006.2.7 記)
02 【演奏】
西崎崇子(vn)
スティーヴン・ガンゼンハウザー指揮
カペラ・イストロポリターナ
【録音】
Naxos 
4.0 3.5 【演奏】
ソロ・オケともに上澄みをすくったような薄味の演奏。
ソロの音色は澄んでいて、全体感は悪くない。
これはこれでいい演奏だと思う。
【録音】
全体にサラサラしていて、もう少しねっとりしたら違った印象になるかもしれない。
(2006.2.7 記)
03 【演奏】
アイザック・スターン
【録音】
SONY
3.0 2.0 【演奏】
これぞMade in USA の響きという感じ。あくまで濃厚にテンポは遅く、ソロのフレージングがぶつ切りにされる。
全体的に流れが悪くモタモタした印象を与える。
スターンはモーツァルトは苦手?
カデンツァは「新しいヴァイオリン教本4」と同じ。
【録音】
古さを感じる。
全体にバタ臭く聴いていると息苦しくなる。
(2006.2.7 記)
04 【演奏】
エミー・ヴェルヘイ(vn)
エドゥアルド・マルトゥレット指揮 
コンセルトヘボウco
【録音】
2.5 2.5 【演奏】
ヴェルヘイは,チャイコフスキー国際コンクールなどに入賞歴をもつ,オランダの女流ヴァイオリニスト。
とても丁寧な演奏だが生硬さも多少ある。
フレーズが時折途切れがちになり、全体に平板な印象。
ヴァイオリンの音色も並。
オケは完全に伴奏にまわっている。
【録音】
くすんだ感じの録音でみずみずしさに欠ける。
やや期待はずれ。
(2006.2.7 記)
05
NO IMAGE

【演奏】
オーギュスタン・デュメイ(vn)
ザルツブルク・カメラータ・アカデミカ
【録音】
DG
- - -
06
NO IMAGE

【演奏】
浦川宣也(vn)
林千尋指揮
スロヴァキア国立放送交響楽団ブラチスラヴァ
【録音】
- - -
07
【演奏】
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
DG
- - -
08
【演奏】
アンネ=ゾフィームター(Vn)
サー・ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団
【録音】
EMI
4.5 3.5 【演奏】
ムターはあくまで柔らかくヴァイオリンの音色を操る。
モーツァルトの暖かさを感じる演奏。
mollに変わる色彩感覚もすばらしい。
ただ、あまりの予定調和ぶりに鮮やかさの点が少々足りないのが残念。
【録音】
くすんだ感じの録音でみずみずしさに欠ける。
やや期待はずれ。
(2006.2.14 記)
09
【演奏】
ジャン=ジャック・カントロフ
レオポルド・ハーガー指揮
オランダ室内管弦楽団
【録音】
DENON
- - -
10
【演奏】
イツァーク・パールマン
ジェームス・レバイン指揮
ウィーン・フィル
【録音】
DG
4.5 3.5 こういう曲を弾かせるとパールマンはモーツァルトの申し子のようだ。
フレージング、音色とも申し分ない。
あるとすればバックがやや重いという点であろう。
【録音】
なんとなく周りがざわめいた感があり、やや興を削がれる。
反射音が悪さをしているのかもしれない。
それ以外はきれいに録れている。
(2006.2.17 記)
11
【演奏】
ジョシュアベル
ペーター・マーク指揮
イギリス室内管弦楽団
【録音】
EMI
- - -
12
【演奏】
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン/グァダニーニ 1750)
ヤコブ・クライツベルク指揮
オランダ室内管弦楽団
【録音】
Pentatone
- - -
13 【演奏】
篠崎功子
ピアノ伴奏
(新しいヴァイオリン教本4)
2.5 - 【演奏】
教本に忠実だが、時折オーバーなクレッシェンドがあり、やや興を削ぐ。
模範演奏を示しているという点では評価できる。
音楽として聴いた場合、そっけなさが先を急ぐように聞こえる。
【録音】
目的が目的なので評価なし。
(2006.2.7 記)
14

【演奏】
ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン)
※使用ヴァイオリン(ピエトロ・グァルネリ・ディ・ヴェネツィア1733)
カルロ・ド・マルティーニ(指揮)、イル・クァルテットーネ
【録音】
1997年、イタリア
5.0 4.0 【演奏】
奔放なカルミニョーラのイメージと違い、とてもデリケート。
ベタベタせず、バックともども簡素な響きがモーツァルトの軽妙さを伝える。
これは掘り出し物の一品。
カデンツァは特に絶品である。
【録音】
録音も乾いた響きがかえって新鮮さをかもし出している。
こういう録音を聴くとシンプルでいいなぁ、と感じる。
(2006.2.9 記)
15
【演奏】
アーサー・グリュミオー(VN)、
レイモンド・レッパード指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
【録音】
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