2004年7月から、最寄の駅から2つ目の近所でヴァイオリン教室を開いているK先生(めぞん一刻のヒロインと同名)のところにレッスンに通い始めました。
若い女性の先生ですが、いいところ悪いところを明快に指導され、改善方法も具体的で、総合的に見てシステマティックに系統立てて教えていただけるので自分でも上達度が認識できる気がします。
加えて2005年5月からは次男もお世話になることになり、親子して同じ先生に習っているということで、いろいろな相談もできいい先生にめぐり合えたと思っています。
(上に行くほど新しい内容になります)
■2007/04/22 (日) 発表会前レッスン |
午前中は、発表会前の最後のレッスンで、パルティータとスプリング・ソナタの両方を取り上げる。
両方とも現時点ではできることはだいたいやったつもり。
先生方も、多分大丈夫でしょうということで、あとは本番までの自己練習をどこまでできるか、が鍵である。
そのあと次男もピアノ合わせに来て、最初の方を見学。
テンポがまだ走ったり、安定しないのと、弓使いが粗いのでそこを徹底的に家で練習させようかと思う。
■2007/04/15 (日) ヴァイオリン発表会ピアノ合わせ |
昼過ぎから今月末のヴァイオリン発表会のためのピアノの先生との合わせを行った。
曲はスプリング・ソナタより第1楽章。
非常にエネルギッシュな表情豊かなピアノを弾く女性の方で、ぐいぐいと引っ張られる感じがする。
ヴァイオリンのK先生に注意点を指摘され、ちゃんと譜面どおりに弾いていない部分などを納得し、全体感はまとまる。
1回の予定だったが、もう少し細かいところが合わせたくなり、来週のレッスンにも組み込んでもらうことにした。
■2007/04/07 (土) ヴァイオリン・レッスン;「アルマンド」&「スプリング・ソナタ」 |
午前中はヴァイオリンのレッスン。
バッハ-ベートーヴェン、と発表会順に弾く。
バッハに戻り、「ちゃんと芯のある音が出ていない」と言われ、弾きなおすと「ベートーヴェンを弾いたからか、1回目より全然良くなっている」と言われる。
とはいってもまだまだこのパルティータは難しく、もっともっと弾かなければ・・・
スプリング・ソナタはヘンレ版にも慣れ、かなり勘所がつかめてきた。
多少不安のある箇所を克服するのが残された時間での課題。
■2007/03/24 (土) レッスン;パルティータNo.2 |
午前中はヴァイオリンのレッスン。
まだバッハの無伴奏は確信がない。
難しいのも確かだが、曲全体のVisionが固まらないのが原因であろう。
スプリング・ソナタは細かい部分の曖昧さをはっきり認識し、改善していけば曲全体のイメージはつかめていると思う。
昔からやっていた曲の強みである。
■2007/03/18 (日) ヴァイオリン・レッスン;「アルマンド」&「スプリング・ソナタ」 |
4月の発表会のためのパルティータNo.2「アルマンド」&「スプリング・ソナタ」のレッスン。
今ひとつ弾ききれない。
がんばらねば・・・
■2007/02/24 (土) ヴァイオリン・レッスン;パルティータNo.2 |
オケ練の最初の音合わせの日だったが、以前より父母会のための留守番をしなければならず欠席。
夕方はヴァイオリン・レッスンに出かける。
パルティータの2番である。
さらにだいぶよくなった、と言われたが、さらにそれ以上の細かい表現を要求される。
言われていることはわかるけど、できないというレヴェル。
でも、弾きこみ、身体に覚えこませることにより、表現の幅はさらに広がるので、少しずつでも前進あるのみ。
■2007/02/10 (土) レッスン-アルマンデの3回目 |
今回は無伴奏パルティータのアルマンデの3回目だったが、毎日弾いた分それが功を奏し、「かなりよくなった!」とのこと。
毎日弾きこまないと弾けるようになる気がしない、と言うと、先生も「とてもバッハは難しいので、私もまたいろいろと勉強しました」とのこと。
こういう高い演奏レヴェルが要求される曲というのは本当に終わりがなく、一生弾きこまなければいけないのだなぁ、と感じる。
今後も追及していきたい。
■2007/01/27 (土) 親子でレッスン |
今日のレッスンの課題曲、アルマンドに取り組む。
おおよそヘンレ版への対応ができるようになったが、多分まだあそことこことそこと、言われるだろうなぁ。
自覚はしているので、それを解消する手立てを教えてもらう、それがレッスンだと思っている。
次男も一緒なので、彼の演奏もチェックする。
とにかくテンポどおり、急いだり、伸びたりしないこと、一つ一つの音を粒立たせて中身のある音を出すこと、呼吸感を持つこと、右手の小指をうまく使うこと、左ひじを入れて高い音に指を届かせること・・・いろいろ要求は多いがヴァイオリンを弾くのはそれだけ細心の注意が必要なのである。
レッスンは次男から始まり、最初の基礎練習は「よくできてるよ」ということですぐに終了。
ウォルハートの練習曲も2度目なので余裕があり、2,3の注意を受けてこれもパス。
ザイツの5番コンチェルトは、事前に言ったことがいくつか守られておらず、思ったとおりそこを指摘される。
しかし、指摘を受けて思い出したのか、2度目はきちんと弾けた。
第2楽章は初めてだったが、細かいリズムの対応が今ひとつな点を除けば、それなりに健闘。
次回は3楽章を見てくるようにとのこと。
先生が「2番のコンチェルトに時間をかけたから5番は早くあがりそうですね」と言っていた。
さて、自分のレッスンだが、楽譜を変えたことは言わず、まず全体を通す。
で、言われたのはやはりフレージングとそのつなぎ目の音の大切さをもっと認識して、無造作に弾かないということ。
あと自分でも最近気になっていた2ndポジションの音程の甘さ。
やはり、ズバリ指摘された。
これは1の指だけで音階を弾くとか、そのパッセージ部分の1stから2ndにあがる部分を身体の感覚で覚える、という練習を何回も繰り返すのが有効とのことだった。
たしかにこれは収穫。
スプリング・ソナタのときに、実はバッハもベートーヴェンもヘンレ版で弾きたい旨伝えると、それは一番自分でいいと思うものがいいでしょうということで問題なし。
ベートーヴェンのほうは大分ボーイングが変わったが、「バッハに取り組んでいるだけあって、前より大分よくなった」と言われた。
これは嬉しいことで最近またヴァイオリンを弾くこと自体に喜びを感じているので、大いにモチベーションがあがった。
■2007/01/05 (金) 本年初レッスン |
午後はレッスンに行く。
まず、次男はまあまあの調子でレッスンをこなし、最後のコンチェルトは全楽章暗譜で通して、先生から「終了!」の言葉をもらう。
3ヶ月よく頑張った!
次は「新しいヴァイオリン教本3」かと思ったが、「篠崎ヴァイオリン教本2」のなかから「無窮動」をやって、速いパッセージの弓使いをさらに磨きをかけるとのこと。
しかし、大曲を完成させるのを見るのは親としてうれしいものである。
そのあとの自分のパルティータだが、スピード感がなく、音譜も間違え芳しくない。
先生に一緒に弾いてもらうと、すいすいという感じになるのだが、一人だとたどたどしい。
あとで録ったビデオをみても、確かにモタモタしているなぁ。
課題は音を確実に覚え、そこから先の表現の領域にはやく入っていくことである。
■2006/12/28 (木) 4ヶ月ぶりのヴァイオリン・レッスン |
今日から休みだが、午後は次男と自分のヴァイオリンのレッスンに出かけた。
次男は毎日の練習の甲斐があり、「新しいヴァイオリン教本2」も最後のザイツのコンチェルトNo.2にたどり着き、暗譜もだいたい出来たのでそろそろ終りというところである。
去年の5月から今の先生に代わって、基礎からやり直したので、この1年半よく頑張った、というところである。
自分のレッスンのほうは、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番のアダージョを、ということでお願いしたが、音程はほぼ取れているが、拍感が感じられない、譜読み分析が甘い、との指摘を受けた。
自分もきちんと音の長さの分析をしていなかった、というか、どう弾いたらいいのかわからなかったので、ダメもとで持っていったのだが、収穫は音の長さというのは最初はキチンと読み込んで、そのとおりに弾くということをしなければいけない、ということを教わったことである。
当たり前のことだが、このアダージョは64部音符まで出てきて、非常に難しい。
拍の途中で弓の返しがあったりして、一筋縄ではいかない。
もう少しリズミックで音符のパターンも簡単なものから始めましょう、ということになって、同じ無伴奏パルティータの第2番、アルマンドからやることになった。
4月も発表会もアルマンドとベートーヴェンのスプリング・ソナタということで大体決まりそうである。
■2006/07/25 (火) ヴァイオリン・レッスン-チャルダーシュ2回目 |
本日のレッスンも前回に続いて、チャルダーシュをみてもらった。
今回は具体的なボーイングの見直しと、フィンガリングの置き換え、フラジオのきれいな出し方、などを中心にテクニック的なところをやってみた。
ボーイングは伸ばす音はダウンで弾いたほうが自然、フィンガリングも1と4の指でどちらが引きやすいかを試す、フラジオは左手のツボと右肘の角度のバランス、いずれにしても練習が必要。
ということで、次回は仕上げと、「タイスの瞑想曲」を久々にチェックしていただくこととなった。
■2006/07/20 (木) ヴァイオリンのレッスン-チャルダーシュ |
今日はヴァイオリンのレッスンに行ってきた。
曲は9月の同窓会で弾く予定の「チャルダーシュ」。
一応譜面づらだけさらっていって弾いてみたが、NO
PLAN
なのでいろいろと指摘される。
いわばジプシー・ミュージックなので、その濃淡のつけ方がよくわからない。
その辺のところをさすがに先生はわかっていて、ここを強調するためにはここは軽く流す、とか、ピアノ譜を見てルバートのところはべったりとさせる、などいろいろなことをサジェストしてくれる。
そうすると譜面がだんだんと色が現れて、頭の中に設計図が浮かんでくるから不思議なものだ。
今回も、最初に弾いたときより最後のほうは格段に良くなった、と言われ、それは先生のおかげですよ、と大人の会話。
しかし、なんか苦手意識のあったこういう系の対処の仕方がわかった気がする。
納得の1時間。
■2006/07/08 (土) スプリング・ソナタ第1楽章-2回目(終了) |
夕方からヴァイオリンのレッスンに出かける。
1時間のレッスンの予定が、まず1時間いろいろな話をして(子供のことや、ヴァイオリンという楽器の難しさ、今の音楽界のことなど)、「さあ、始めましょうか」ということでスプリング・ソナタの第1楽章。
前回の指摘で、自分なりにかなり整理され、分析できたので迷いはない。
もちろん技術的なさらなる磨きは必要だが、前々回のモーツァルトのソナタの最後のレッスン同様、「前回からは相当良くなった」と言われ、自分でもいいところ、まだまだなところがクリアーになったので、この曲のレッスンも一応今日の2回目で終わり。
次回は「チャルダーシュ」をみてもらうことになった。
9月に10曲近く人前で弾き、11月はオケの定演なので8月あたりからそちらもさらわなければならない。
でもひとつひとつ1回丁寧に目を通すことにより、コンセプトが明確になれば、あとはできない部分をできるようにし、いい部分はさらに表現力を高めていくというひとつのメソッドがわかりかけてきた気がする。
ヴァイオリンを片付けながらまた先生とお話をしていたら、家からメールがきて、先生が「遅くまでごめんなさい!」ということで終了。
この先生はお嬢さんだが、賢く話題も豊富でなかなか話が尽きない。
■2006/07/04 (火) スプリング・ソナタ第1楽章-1回目 |
午後からレッスンがあり、今日はスプリング・ソナタの第1楽章をみてもらった。
昨年の発表会の曲をエックレスにするか、スプリングにするかで1回聴いてもらったことがあったが、そのときも「ほぼ出来上がっている」というコメントだった。
結局初めてのエックレスのほうが弾きたかったのでそちらにしたが、今回は9月の高校の全学級大同窓会で、これを弾くことになったので、またやり直しているところであった。
昔弾いたことがあるので、タカをくくっていないとウソになるが、今日のレッスンでは、全く譜面に書いてあることを無視している、あるいはあいまいな点をそのままにしていることがよくわかった。
単純なスタッカートの見落とし、窮屈なボーイングをそのままにしておいたこと、取りにくいハイポジションのフィンガリングを確実なものに置き換えていない、など・・・先生に指摘されたり、自分で気づいて技術的な解決策を聞いたりしているうちに目からウロコ状態で、この楽章の見晴らしがとてもよくなった。
ココのレッスンに来ると必ず収穫がある。
次回までにこれをスキルとして身につけることが宿題だ。
■2006/06/26 (月)レッスン-モーツァルト28番ソナタの5回目 完成!? |
今日も午後からヴァイオリンのレッスンに行った。
モーツァルトの第28番ソナタを通して弾く。
「全体的に非常によくなった」とのこと。
あと、微妙な強弱がもう少しつけられるとなお良い、とも。
それは確かに自覚しているところで、この先を目指すならやはり譜面を見ていてはダメで、完全に1曲を頭の中で構築し、そのイメージを楽器を通して表していくしかない。
ただ、そこまでの力はないと自覚している。
だから、譜面は見ても、それは参考資料に過ぎず、その曲の中で自分がどこにいて何を伝えたいのかがはっきりしていればそれでよしとしたい。
ということで、モーツァルトは今回でひとまず終了。
次回はベートーヴェンのスプリング・ソナタである。
■2006/06/19 (月)レッスン-モーツァルト28番ソナタの4回目 |
午後は家に戻って、まず自分のヴァイオリンのレッスンに出かける。
モーツァルトの第28番ソナタの第2楽章の2回目。
どうしてももたってしまう箇所の修正、ポジションを替えたほうが引きやすくなる部分、逆に弾きにくくはなるが表情が豊かになるフィンガリングなどいくつかの収穫があった。
次第にこの曲が自分の中でとても大切なものに育っていっている気がする。
音一つ一つ、その連なりであるフレーズ、そして曲全体のイメージと全てが自然でなければならない。
そうすればおのずといい音楽になっていくのだ。
1時間のインターバルを置いて次男のレッスンに付き添う。
今日はひとりで電車に乗ってきたので駅まで迎えに行く。
レッスンが始まると前のレッスンの年中さんの女の子のお母さんがレッスンを見せてくださいと言うので、どうぞどうぞということで始まる。
先生は、公開レッスンね、と言うと次男もまんざらではなさそうな顔をする。
そういうところは臆さない子だ。
最初の方は順調だったが、リーディングのコンチェルトで細かいところが甘い。
先生のチェックが随所に入る。
この辺で前の子はお帰り。
とにかく宿題の量が多いので、今日ももう1曲の方は出来なかった。
帰りは二人でヴァイオリンを背負って帰る。
いつかはひとりでいく日が来るのだろうな。
■2006/06/13 (火)レッスン-モーツァルト28番ソナタの3回目 |
今週も次男と続けてのレッスン予約だったので、先に自分が受けて、後半子供がひとりでやってきて、また二人そろってのレッスン日だった。
自分の方は、モーツァルトの28番ソナタの第2楽章。
これも哀切に満ちたメロディーでピアノが先に奏するテーマを聴いていると思わず聞きほれて、自分の入りを間違えそうになる。
こちらは細かい音符の解釈、フレーズの歌い方などを中心にアドバイスをいただく。
だいぶ自分の弾きたい方向性が明確になってきた。
次回の合わせが楽しみである。
■2006/06/05 (月)レッスン-モーツァルト28番ソナタの2回目 |
今日は久しぶりに(2月以来)ヴァイオリンのレッスンに行った。
曲はモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第28番の第1楽章。
練習する曲が多くてなかなか手が回らないが、こうしてレッスンを受けると何が出来て何が出来ていないか、きちんと曲を分析していないところはどこかが明確になる。
そして曲に対するより次元の高い取り組みが認識される。
これが自分がレッスンを受ける第1のプライオリティーであsる。
口幅ったいが、基本的な技術に関してのレッスンはもうあまり必要ではなく、曲の解釈の仕方、細かいフレーズの持つ意味合いをプロから教わるということが価値のあることなのだと思っている。
今回も時として何故こんなに強引になってしまうのだろうとか、ピアノでも音の質は保たれていなければいけないといったことなどを具体的にどうすればより音楽的になれるのかを学ぶことが出来て収穫だった。
そのあと次男が続けてレッスンを受けるので保護者の立場で付き添った。
7歳の子のモチベーションを上げるということは大変なことだとつくづく思う。
家でもみれる時はそろそろお稽古からレッスンという意識に切り替えて、厳し目な姿勢で臨みたい。
■2006/02/18 (土) レッスン-モーツァルト28番ソナタの1回目 |
やっと休みだ。
睡眠をとってだいぶ回復したので、今日のレッスンのためのモーツァルトの28番ソナタの練習を中心に行う。
まだ譜読みの段階だが、第1楽章は大体理解できた。
これをレッスンでどのように指摘してもらえるかちょっと楽しみである。
あと今日の分の無伴奏のアダージョとプレストを録音してみる。
すこーしずつ精度が上がっているかな?
夕方レッスンに行く。
今日はモーツァルトの弾き方というものをだいぶ教わり、なるほど、と納得した。
基本はベートーヴェンのように重くなく、しかし音符は明確に!
さらにdurとmollのチェンジのとき、主題に戻るときなどの気持ちの上でのもっていき方など参考になった。
この曲は7878おじさんとやることになっているので、そうした細かい部分を練り上げつつちゃんとモーツァルトの音楽として完成させたい。
■2006/02/12 (日) モーツァルトの「アダージョ」-4 |
日曜なのにまた7時前には起きだし、ヴァイオリンの練習。
毛替えをした弓に松脂を塗る。
弾き始めると、カスカスだった音が、キュッキュッという感じで太い音が戻ってきた。
まだ引っ掛かりがあるがそのうちピタリと馴染んでくるであろう。
今回は半年振りの毛替え。
やっぱり3ヶ月にいっぺんは変えないとだめだなぁ。
今日はレッスンとドッペルの練習があるのでその辺りを中心に練習。
ドッペルは曖昧だった細かいフレーズもほぼ高い精度で弾けるようになった。
やはり毎日の練習にかなうものはない。
モーツァルトのアダージョは今日のレッスンで終わりにしたいので、入念に細部のチェック。
なんとかなるかな?
出かける前に次男の練習を見る。
今日も弾けない箇所があり泣きべそをかくが、全曲をほぼ理解できて弾ききり満足した様子。
午後はまずレッスン。
先生は風邪気味ということでちょっと調子悪そう。
4回目のモーツァルトのアダージョ。
しょっぱなから音程が悪い。
調弦したのに、外気から室温に変わってガット弦がデリケート。
少し弾いて「なんか音が変だ」ということで調弦し直し。
今回はだいぶパースペクティブが広がり、うまくいったところ、ちょっとダメだったところが全体から見通せる感じ。
注意されるところもダメだなぁと思ったところが指摘される。
とりあえずカデンツァの弾き方も得とくし、この曲は終了。
次回からモーツァルトのK.304ソナタに取り掛かることになった。
■2006/02/04 (土) モーツァルトの「アダージョ」-3 |
10時半にレッスンにいくとさらに前の時間の男性がレッスンを受けていて少々ずれ込んだので、10分ほどレッスンを見学。
中年に差し掛かったくらいの方だが、まだ始めたばかりらしく「新しいヴァイオリン教本1」をやっている。
先生はいつものように右手の弓の使い方の重要性を強調。
これは初心者からある程度の経験者まで一様に必要なことなので、自分も肝に銘じて気を抜かないようにしたい。
自分の番になって「アダージョ」を弾き始める。
前半を終わったところでいったん止め、「すごく良くなったです」と褒められる。
1箇所だけ惜しい部分があったのでそこの弾き方を教わり、再チャレンジ。
今度はうまくいく。
後半もそんな調子で、いくつか「こうしたほうがもっと良くなる」という指摘を受けながら、「大体全体感がつかめたようですね」ということで、来週もレッスンを行い仕上げてしまうことにした。
その次にやりたいモーツァルトの28番ソナタの譜面を渡しておいた。
それから次男の話になり、「音程は完璧に近いから右手の練習をすればもっともっと上手くなる」とのこと。
そして「HIBIKIくんはピアノよりヴァイオリンが合っている」と言い、「すぐに課題をこなしてくるので次回からもう少し宿題を増やしてみます」と。
まったく見込みがないわけではないようなので少々嬉しくなる。
次にパソコンが壊れた、という事を聞いていたので「ちょっとみてあげましょうか?」と言うと、」お願いします」。
T社のノートPCだが、起動のときからハードディスクに異音が聞き取れる。
立ち上がりが異様に遅く、いくつかアプリケーションを開くとハング、そしてブルー画面へ。
「これはハードディスクが調子悪いのだと思う。データだけバックアップしたほうがいい」ということで個人データをCD-Rにコピー、これがまた時間が恐ろしくかかり結局レッスン時間より長い1時間半かかった。
先生はとても恐縮していたが、その間音楽や映画の話で盛り上がり、結構楽しかった。
無事バックアップはできたので、「買い直すときはウチの社販で買えますよ」と言ったら「ぜひ紹介してください」とのこと。
次回を約して帰宅。
■2006/01/28 (土) 3週間ぶりのレッスン モーツァルトの「アダージョ」-2 |
土曜日だ。
1週間前の雪とは違い晴れたいい天気。
午前中次男がヴァイオリンのレッスンに行ってきた。
その間3時間ほど、ヴァイオリンの練習をする。
妻と次男がレッスンから帰ってくると、今度は入れ替わりで自分が3週間ぶりのレッスンに出かける。
曲はモーツァルトの「アダージョ」の2回目。
前回は前半を中心に見ていただいたので、今回は後半を中心に。
やはり言われることは基本的に次男と同じで、「音符は弾けているので、あとは表現!」
単に記号の塊に過ぎない楽譜からどれだけのことを読み取るかにかかっている。
しかし、最初にレッスンに来た時より明らかに読解力は高くなり、スタート地点が上になったように感じる。
先生も「すごくいい感じなのに、もう本当にちょっとしたところだけが惜しい」と具体的にその箇所をどう改善すればいいかを教えてくれる。
単に技術的にというのではなく、その箇所が曲全体の流れにおいてどういう意味を持つかといった、音楽的なレヴェルでの話である。
やはり先生のいうことには納得させられるものがあり、最近はこういったことをこの曲のここの箇所限定という捉え方ではなく、他の曲でもこの場合はどうする、といったように頭の引き出しにしまうように心がけている。
多分あとちょっとでこの曲は修了しそうなので、次は同じモーツァルトのE-mollソナタをやりたい、旨を告げると「勉強になるからいいと思います」とのこと。
レッスンも得るところが多く楽しい。
■2006/01/07 (土) 久々のヴァイオリン・レッスン モーツァルトの「アダージョ」-1 |
発表会以来約2ヶ月ぶりで、今日から「新しいヴァイオリン教本4」に入っているモーツァルトの「アダージョ」のレッスンを受けることになった。
最初はとらえどころがなかったこの曲も譜読みしていくうちに次第に理解できてきて、細かい音符の違い、リズムの読みはまだ不完全ながらも大枠はとらえられたように思う。
参考にしたCDは藤川真弓、アイザック・スターン、西崎嵩子、篠崎巧子の4種だが、演奏の素晴らしさでは藤川盤が群を抜いているように思う。
レッスンはまず通して弾いてみて、それから部分的に細かく見ていったが、全体的には「悪くない」とのこと。
いつものことではあるが、
・どこが音楽のフレーズの息継ぎか
・ひとつのフレーズのなかでどこに向かって音楽を有機的に構成していくか
この2つは自分ではまだまだ分析が足りない。
先生に言われて「そうか、そうだよな」と得心する。
ホ長調ということもあり、たいそう音程も難しいが、比較的高めに取る方がいいということも教えてくれた。
特にEの前のD#など。
次回までには曲をもっと全体でとらえて、1曲の中で物語れるように構成をきちんと把握したい。
■2006/01/02 (月) 新曲「アダージョ」の練習 |
年が明けて、ヴァイオリンの久々のレッスンは今週の土曜で、次男ともども続けて行うことになったので、曲をモーツァルトの「アダージョ」に確定し、練習中。
最初は捕らえどころが解らなかったが、何度も弾くうちに段々とモーツァルトの簡単そうで難しい側面がわかってきた。
まだまだ譜面づらを弾いているに過ぎないので、1回目のレッスンまでには曲のニュアンス、構成などを理解した上で臨みたい。
次男は宿題分はやはり譜面はなんとか弾けてきたが、右手の不注意が多いので、そこをうるさく言って何度もやり直させている。
これまた7日のレッスンまでにはちゃんとさせたい。
■2005/11/19 (土) ヴァイオリン教室発表会 |
今日はヴァイオリン教室の発表会で妻と次男と9時過ぎに家を出る。
場所は成城学園の砧区民会館ホールである。
10時半に楽屋入りし、次男との二重奏や各自の発表曲の練習。
11時半から次男のリハーサルが始まり、二重奏、ソロと2回ずつリハを行う。
とりあえずなんとか大丈夫そう。
12時半から自分のリハが始まる。
反響板が降りてきてステージらしくなる。
エックレスを全楽章通し、2,3点伴奏の先生と確認してリハ終了。
ロビーに出ると遠方から義父母がお越しくださり、お礼を言う。
昼食は近くの蕎麦屋で食べるが、次男は緊張のためか食が進まない。
会場に戻るとちょうど開演のベルが鳴る。
最初はピアノの発表。
子供中心の発表会なので本当に小さい子も出ているが、頑張っている。
ヴァイオリンは大人は3名出場なので場違いさからは解放される。
時間になり、まず子供の発表で舞台袖で控える。
次男は緊張感がありありで、何度も手のひらがぐっしょりになるのを拭いてあげる。
出番となり、ステージに登場する。
最初の二重奏「ロシア舞曲」は子供の合図で始まるが上手く入れた。
多少間違えたが大筋練習どおりの演奏が出来た。
一度袖に引っ込み、子供だけでハイドンの「アンダンテ」。
ちょっと音を間違えたが、構成はしっかりできて無事終了。
戻ってきて、疲れたけどできてよかった、との感想。
そのあと2人おいて自分の演奏。
第1楽章はリハの時より表現することが出来たように思った。
第2楽章はピアノとのテンポ感の相違が少し出てしまい、1音外すが最後は決まる。
第3楽章はダイナミクスも思ったように付けることができた。
問題は第4楽章で、入りは上手くいき楽譜の最後の2段目の最後の小節で、集中力が一瞬切れた感じでクラッとする。あっと思った時はちょっとずれてしまい、最後はピアノとはずれたまま終る。
痛恨の一瞬だった。
終った後ピアノの先生が「フォローできなくてごめんなさい」と言ってくれたが、自分の責任でありいかに集中力を最後まで保つことが難しいかを痛感した。
客席で聞いていた義父母や母は「そんなの全然わからなかった。よかった!」と言ってくれたが、妻は「やってくれたわね」とすっかり解られていた。
ま、これを教訓にして今後に生かしていきたい。
帰ってからは長男も交え、ボージョレ・ヌーボーでとりあえず打ち上げ。
来週は第九だ。
■2005/11/12 (土) 発表会合わせ(エックレスのソナタ) |
週末になったが予定はパンパンである。
9:30にヴァイオリンの先生の教室に伺い30分ウォーミングアップのあと、今回の発表会でピアノ伴奏をしてくださる先生と合わせを行う。
この先生、ヴァイオリンのK先生の後輩らしく、K先生のレッスンを二人で受けている感じ。
コンクール入賞歴もありやはり技術は素晴らしい。
あとお互いのニュアンスの違いを吸収して大分意気が合ってきたところで時間となる。
あと来週の土曜本番前のゲネプロで再確認するということになった。
エックレスもだいぶ弾き込み自信はついてきた。
あとは間違えそうな部分のさらなる弾き込みと全体の構成、表情の付け方の確認をしていきたい。
■2005/10/30 (日) レッスン24回目(エックレスのソナタ) |
2つのアンサンブル練習のあと、夕方ヴァイオリンのレッスンに行く。
まず子供との二重奏のビデオを見せると大爆笑。
私が間違え、子供が「おーい!なにやってんだー!」
先生の前では緊張しているので意外な一面と見えたのかもしれない。
エックレスの方は前回と同じくまず全曲ピアノ伴奏で通す。
出だしは前回よりもスーっと入れ、音色も悪くない。
やはりガット弦はナイロン弦に比べ一見派手さは内容に聞こえるが、こうしたゆっくりしたボーイングで弾くと全然違う深さを感じる。
全曲終了後、細かいところを再度見直していくが、第2,4楽章はもっとゆっくりのテンポのほうが良いとのこと。
それと第1,3楽章はpをもっと小さな音でというのが指摘点。
やはり第2楽章冒頭の和音が鬼門なのでここを十分に練習していくのと、しっかりしたボーイングを心がけたい。
特に繰り返しのあとの8分音符を全弓を使いフォルテにするといろいろな面で効率がいいことを教わる。
今回は初回レッスン以来のビデオでの撮影をしてみた。
1年前に比べやはり自分で言うのもなんだが、格段に進歩しているのではないかと思う。
音の扱い方がとても大事になっている。
ひとえにレッスンをしていただいたということに尽きる。
我流でやっていてはまったく様にならなかっただろう、と思った。
次回はピアノの先生との合わせで最後の仕上げ。
暗譜してしまう気持ちで練習を重ねておきたい。
■2005/10/16 (日) レッスン23回目(エックレスのソナタ) |
今日はエックレスをピアノ伴奏つきで最初にいきなり通しで弾く。
全体構成はかなりよく仕上がってきているとのこと。
第1楽章に戻り、ゆっくりした楽章だけど、8分音符を4分音符のように弾くとどんどんテンポが遅くなる、移弦の際慎重になってやはりテンポがもたつく、などの指摘を受ける。
第2楽章は和音の入りのタイミングはかなりよくなり、テンポ感も安定してきた、と誉められる。
あとは細かい部分、転調する2小節間のピアノの和音に反応して、その調を感じて弾くこと、最後の2つの和音は待たないでインテンポで弾き切ること、など。
第3楽章は、表現が細かく付けられており特に問題なし。
第4楽章は、16分音符の2音の交差の際およびエンディングの下降音形の弓の使いすぎによる音のブレが注意点。
アドヴァイスによりかなり改善される。
この曲に関してはだいぶ見えてきた気がする。
■2005/10/08 (土) レッスン22回目(エックレスのソナタ) |
今日は10時からまずヴァイオリンのレッスンに出かける。
エックレスだが、まだまだ細かいところが思うようには弾けていない。
先生はそれを看破し、こうしたらどうかとサジェスチョンをくれる。
第1楽章はメゾフォルテなのでもっと大きな音で入っていい、これは前回も言われたが、レッスンの最初の音はどうも緊張してしまう。
細かい表情については良くなってきたが、移弦の際にテンポがわずかに遅くなるのと、最後のリタルダンドが早めに入るということを指摘される。
第2楽章は懸案の和音の弾き方は大分良くなったが、レガートとスタッカートが続けて出てくるところの明確な区分けをすること、クレッシェンドなしで出てくるフォルテは最初からフォルテで弾くこと、を指摘される。
第3楽章は前回よりフレーズの塊が伝えられるようになり音楽らしくなったが、二部音符を1拍に捉えることが時折おろそかになりテンポが崩れるとのこと。
第4楽章はテンポ感も出てまずまず。
前回のアップ・ダウンでの弓圧の違いも克服できたようだ。
「2楽章が難関だなぁ」と言うと、「ちゃんと弾けてるから大丈夫」と珍しく誉められ、自信につながりそうだ。
1回本番の時お願いするピアノの先生と合わせる事になったので、それまでには以上の点をさらに確実なものにしておきたい。
それと、11月の発表会は子供の曲も決まり、父子での二重奏もやらせていただくことになった。
親子で同じ先生に習っているというのも珍しいのであろう。
レッスンが終ってから、先生のお母上に「エックレスお上手ですね」と誉められ恐縮した。
■2005/09/24 (土) レッスン21回目 (エックレスのソナタ) |
今日は午前中次男のレッスンをみる。
曲の表現というか、考えて弾くことの意味をまた説く。
わかっているようでもあり、全く理解していないところもあり、難しいものだ。
一緒に弾くとそれなりに合わせられるのだが・・・
午後は自分のレッスンに行く。
エックレスのソナタだが、やはり本当に仕上げていくというのは難しいことだ。
弓のアップダウンの圧力の差を指摘される。
均等に弾かないとスカスカになる。
あとよく言われるフレーズの切れ目(歌でいう息継ぎのようなところ)、これは自分で考えなければいけないので難しい。
毎回適当にやっていてはダメだ。
よく考えてみようと思った。
■2005/09/18 (日) レッスン20回目 (エックレスのソナタ) |
3連休の2日目は午前中ヴァイオリンのレッスンに行く。
エックレスのソナタだが、第1,3楽章はわかってきたが、急速調の第2,4楽章はまだ捉えきれていない。
特に第2楽章の和音が難しい。
トップの音を拍の頭に持ってくるためにはその前拍の途中からG,D線の低音をしっかり鳴らし、分割してA,E線の音がその拍の頭に来なければならない。
ただし、その分割した2つの和音も長すぎたり、短すぎたりすると次のフレーズのテンポが狂うのでしかるべき長さで弾かなければならない。
これは練習しかないであろう。
■2005/09/04 (日) レッスン19回目 (エックレスのソナタ と子供の行く末) |
ヴァイオリンのレッスンに行く。
エックレスのソナタを全楽章見てもらう。
先生のと違う譜面なのでボーイング、フィンガリングを直してもらう。
慣れるまでちょっとかかりそうだ。
最近次男のレッスンを見ていて勉強になることが多い。
大人は考えて行うが、子供は体で覚えていく。
だから上達が早い。
そして次の段階にすぐに昇っていけるのである。
レッスン後先生と次男の話になって、「お子さんは勘がいいし、練習が嫌いでないからそういう道(コンクールとか)も選択肢として考えてもいいのでは」と言われる。
先生に言わせると7歳で毎日1時間練習できるというのも才能なのだそうだ。
そして「やるならこの7歳から10歳しかない」とも。
それ以降はやろうと思ってももう遅いのだそうだ。
決してお世辞を言わない先生だけに考えさせられる。
確かにそういう選択肢を残すには今やるしかないからなぁ。
それから本人が考えればいいことか、と思う。
自分から見れば長男に比べ、甘ったれで好き嫌いの多い子という感じで見ていたが、外からそういう意見を聞くとやはり嬉しいものだ。
■2005/08/27 (土) レッスン18回目 (スプリング・ソナタ&エックレスのソナタ) |
半月ぶりにヴァイオリンのレッスンに行く。
11月に発表会があるということで、子供と一緒にでて欲しいとのこと。
自分の曲を何にするかで、候補として「スプリング・ソナタ」の第1楽章か「エックレスのソナタ」のいずれかにしようということになっていたので、とりあえず両曲の譜面を持っていく。
「スプリング・ソナタ」は昔も弾いていたので、「大体弾けてる」とのこと。
エックレスは存在は知っていたが、聴くのも弾くのも初めて。
でも「ラ・フォリア」に一脈通じる哀愁のあるメロディーがなかなかいい。
難易度的にも11月には間に合いそうだ。
ということでエックレスの決める。
「スプリング・ソナタ」も見てもらったので、新しいポイントの発見など有益な時間だった。
■2005/08/11 (木) レッスン17回目 (ロマンス in F) |
今日は入院前日だというのに、ヴァイオリンのレッスンに行ってきた。
レッスン曲は8月にS楽器店ミニ・コンサート出演のため、昨日Tさんと練習したベートーヴェンの「ロマンス ヘ長調」。
前回の各フレーズの歌い方、ボーイングの変更など、いろいろと難しかったが、譜面を変えてもう一度読み下してから練習した。
その効果があったのか、前回より全然いい、とのこと。
曲=作品であるという当たり前のことを常に忘れず演奏することは難しいことだ。
しかし、そこを深く極めていくことが聴き手に対しても、これはいい演奏だと思っていただけることではないかと思う。
そのレヴェルレヴェルでの巧さ・稚拙さはあっても取り組んでいる姿勢というものはやはり伝わるものなのではないかと思う。
7月27日 レッスン16回目 ロマンス in F(S楽器店ミニ・コンサート出演のため)
体力的に不調期間で日記記載なし
■2005/04/29 (金) レッスン15回目(ドッペル1楽章) |
今日はお昼に次男を連れてヴァイオリンのレッスンに行く。
まず自分のドッペルをみてもらう。
またいくつかニュアンスの点で指摘を受ける。
段々細かく要求の難易度が上がっていくようだ。
でもその微妙なところがヴァイオリニストらしくなるか、素人芸かの分岐点なのだなと思う。
後半は次男のレッスンをしてもらう。
勝手にニ長調の2オクターブ、分散から始め、ハ長調のセレナーデを弾くと言う。
先生は、何でもいいわよ、と言いつつ、左手のポジションの不安定さをすぐに指摘し、押さえて無駄に動かないように直してくれる。
右手のボーイングも、ギーッというくらい思い切り弾いてみて、と指示。
先生が右手をサポートすると音量が倍くらいになる。
次男もコツがつかめたらしく、1人で弾いても大きな音が出るようになった。
そして教本の各練習曲がどういったテクニックを身につけるためにあるのかも丁寧に解説してくれた。
ただ譜面づらが弾けるだけではダメだなと言うこともわかった。
小さい子に対しても非常に効果的に教えていただける感じだった。
練習後、やはり基礎をしっかりやっておかないと大きくなってからも音楽の幅がぜんぜん違いますよ、と言われる。
確かにそのとおりだと思った。
親子ともどもお世話になるかな。
■2005/04/16 (土) レッスン14回目(ドッペル1楽章) |
午後は先週に続きヴァイオリンのレッスン。
5/15に出演するイベントで弾くバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」通称「ドッペル」の第一楽章をみてもらう。
例によって左手的には問題なく、フレージングについて、いわゆる「バッハの弾き方」を教わる。
正直のべたんになってしまうのをどうしたらいいかを聞きたかったが、その答えを得ることができた。
一見ずーっと続いている16分音符などの羅列は、必ず1拍目の裏から次のフレーズとして意識すること。
なるほどバロックがジャズの原型になっているといわれるのがよくわかる。
しかし、こういうことは教わらないとわからないものだ。
こうした知識を得ると譜面を読むということはどういうことなのかが少しずつわかってくる。
おもしろい。
先生は「あなたならバッハの無伴奏も弾けると思う」と言ってくれたのがとてもうれしかった。
やはり最終的にあの曲が弾けるようになるというのは人生の中でも大きな目的のひとつと本気で思っているから。
■2005/04/10 (日) レッスン13回目(ブラ4) |
今日は久々にヴァイオリンのレッスンに行った。
今までの課題曲は置いておいて、オケに入ったことを言ってあったのでブラ4のパートをみてくれた。
先生も学生時代オケでこの曲は弾いたことがあるそうで、熱のこもった指導で気がついたら1時間のレッスンが2時間近くなってしまった。
おまけに最近聴きに行ったN響のブラ4がとてもよく、放送されたのを録画したから参考に、とビデオまで貸してくれた。
レッスンが終る時に、でもこの定演の2週間前にバッハのドッペルを人前で演奏する、と言ったら「えー!じゃあそっちの方が先じゃないの」ということで、次の土曜もレッスンに行くことになった。
熱心にみてくれるのはありがたいことだ。
たしかにこの先生についてから単に音を弾くから、いかに音楽にするかということをいろいろと学んだ。
今後ともいろいろな音楽的な面を教わっていこう。
今日の注意点
・フォルテ(f)ピアノ(p)での弓の使い分け
フォルテのときはヴブラートなどで強さをつけ、ピアノのときは弓を少なめに(いつも言われているがなかなかできない)
・1stの伴奏に回った時こそしっかりと支えになること
・3連符のテンポが遅くなりがち
■2005/03/06 (日) レッスン12回目(ザイツ3楽章)
2月は都合がつかず1ヵ月半ぶり今年3度目のレッスン。
今回の課題曲
・ザイツの5番コンチェルトの第3楽章
前日夜中に帰ってきて朝まで眠れず、それから薬を飲んで寝て起こされたのが12時!
やばい!1時からヴァイオリンのレッスンだ、と大急ぎでレッスンに出かける。
でも間に合いそうもないのでメール連絡を入れると、先生から「2時からじゃなかったっけ?」
よくよくスケジュールを確認すると14時からとなっていた。
あーあ、と思いながら喫茶店に入り一息。
結局この一服がよく、レッスン・モードに切り替わり定刻どおり1ヵ月半ぶりのレッスンをしてもらった。
ザイツのコンチェルトは表現を含めOKとのことで終了。
次はヴィヴァルディのイ短調コンチェルト第1楽章をやることになった。
去年少し弾いてみたので技術的にはそんなに問題はないが、やはり表現上のフレージングのこととかこの楽章の持つ全体のイメージなどいろいろと教わる。
やはり先生は教えることのプロなので勉強になることが多い。
今日の習得技術
・スフォルツゥアンド(Sf)の弾き方
最初は押し付けるようにゆっくり、弓半分から一気に跳ね上げるように
・同じ音型が続くときの表情のつけ方
常に前の音が次の音の引っ掛けになるように意識してフレージングする。
■2005/01/15 (土) レッスン11回目(ザイツ3楽章、アヴェ・マリア)
今年2度目のレッスン。
今回の課題曲
・ザイツの5番コンチェルトの第2,3楽章
・アヴェ・マリア
ザイツの2楽章は弾きはじめをノン・ヴィヴラートでやってスっと入っていったらどうか、というアドヴァイスのもと弾いてみるととても自然な形で全体が通り、「今までで一番いい出来!」と褒められる。
他の曲も入り方を研究する重要な弾き方を教わった気がする。
3楽章はまだまだ譜読みが浅く、3回出てくる同じフレーズの細かい表現記号の違いを指摘され、こんなに細かく書かれているのか、と改めて音符づらだけおっていたことを反省。
次回までに再度さらってくることとなる。
アヴェ・マリアはやはり抑揚のつけ方、16部音符と8部音符の細かい引っ掛けの違い、などいろいろ指摘される。
弾いていてその通りだと思う。
特に4泊目の裏裏に入る16部音符のリズムがいかにうまく取れるかでこの曲の頂点部分に効果的に持っていけるか否かが決まるということがわかった。
次回の課題曲
・ザイツの5番コンチェルトの第3楽章(しか言われなかったがアヴェ・マリアもやっておこう)
■2005/01/08 (土) レッスン10回目(ザイツ5番コンチェルト)
今年初めてのレッスン。
今年はどういう方針でやるかということを話し合い、また「新しいヴァイオリン教本3」に戻ってザイツを仕上げてヴィヴァルディやフィオッコをやっていくことにした。
左手のテクニックはこのあたりは十分弾けるので右手の表現力を高めるのを課題にしましょうということだった。
たしかにそれは願ったりなので、基本を確実に定着させつつやりたい曲に応用していきたい。
注意事項
・ボーイングの返しのとき弓を使いすぎて足りなくなってしまう感じがする。
・フレージングを意識すること。
毎回同じ注意だが、やはり練習時の意識が足りないのだろう。
次回までにはその意識を十分保ってやっていこう。
U先生と右手の難しさについて話す。
イザイが左手と右手の難しさは1:9だ、と言っていると話すと驚きながらも、それは本当だと思うと言っていた。
左手は極端な話機械的な作業なのでTV観ながらでもできるけど、右手はねぇ・・・ということだった。
シューマンだかブラームスがピアノの運指練習のとき読書しながらやっていたという逸話を思い出した。
次回の課題曲
・ザイツの5番コンチェルトの第2,3楽章
・アヴェ・マリア(新曲だが、こういうのが実はとても難しいというのがわかってきた)
■2004/12/02 (土) レッスン 9回目(ラ・フォリア)
午後はヴァイオリンのレッスンに車で行く。
今日からラ・フォリアをみていただくことになる。
注意事項
・主題部分は弓を大切に使って濃厚な表現を
・ボーイング、フィンガリングは「新しいヴァイオリン教本5」の方が自然だということで譜面を変える
先日の発表会のビデオを見てくれて「本番であれだけ弾ければ充分」とお褒めの言葉。
しかし、気がついたところをいろいろと指摘される。
・譜面台からもっと離れる
・弾き始めは弓を弦の乗せてから
・ネクタイ邪魔じゃない?
・ピアノの音が大きすぎるのでフタを少し閉めたら
・メヌエットの最初の部分rit.がかかり過ぎ
この先生はめったに誉めないところがいい。
指摘点が次回の向上につながる。
■2004/11/19 (金) レッスン 8回目(ロスマリン、メヌエット、タイス)
K先生との8度目のレッスン。
今日も発表会の曲目のチェック。
1.美しきロスマリン
中間部はよくなったとのこと。
さらに軽さが出るといい。。
2.ベートーヴェンのメヌエット
多少表情が重くなるので軽くスムーズに。
3.タイスの瞑想曲
音の弾き始めの注意。大切に!
ピアノ伴奏をもっと軽くするように。
いよいよ本番である。
■2004/11/02 (日) レッスン 7回目(ロスマリン、メヌエット、タイス)
K先生との7度目のレッスン。
アンサンブルでの練習後先生宅に向かう。
今日は発表会の曲目のチェック。
1.美しきロスマリン
中間部の歌い方を重点的に行う。
ワルツのズンチャッチャの2,3拍目の軽さをいかに出せるかが勝負。
先生のピアノ伴奏で段々感じがつかめてきた。
2.ベートーヴェンのメヌエット
1拍目に重点を置き、2,3を抜く感じにすると流れがとてもスムーズになる。
これもロスマリンの応用だ。
前の音を次の音に引っ掛けてフレーズが分離しないようにとのこと。
3.タイスの瞑想曲
まず1回通してみる。
音程が難しいのによく取れてると褒められる。
あとはこまかい表情の確認。
まだまだだいぶ見落としているところがあった。
今回次の生徒を待たせて1時間半に延長してやってくれた。
非常に得るところが大きく、直前11/18の夜に最後の仕上げでもう一度レッスンを受けることにした。
■2004/10/30 (土) レッスン 6回目(ザイツ5番2楽章)
K先生との6度目のレッスン。
寒い雨の日なので車で伺う。
1.F durのスケールと分散(2オクターブ)
今回は右手を重点的にみてもらう。
弓の元にきたときに小指が伸びっぱなしであることを指摘される。
それを直すには人差し指の位置を第1間接が引っかかるくらいのところにすること。
弓の返しがスムーズになる。
左手はひじの入れ具合をもう少し深くすることでハイポジションへの対応が楽になることを教わる。
2.カイザー第1巻第3番
3番の2回目で8分の長さと、スタッカートの音の抜き方に注意してリズムを中心にチェックしてもらう。
音が飛ぶときに多少リズムが間延びする。
移弦の際の右手のひじの位置をすばやく上下させると音の出が遅れない、とのこと。
もう一度。
3.ザイツの5番協奏曲 第2楽章
まず1回通してみる。
今回は音ごとにではなくて、フレーズごとに音が途切れてしまうとの指摘。
まだ部品を意識して全体にとっての部品の役割が円滑に機能していないのだと思う。
次回もうちょっと意識してやってくることとなる。
今回もあっという間の1時間だった。
最後に発表会がある、と言うとなんで早く教えてくれなかったの!?ザイツやってる場合じゃないでしょ、ということで急遽11/3に発表会用の曲を見てもらう事になった。
■2004/10/16 (土) レッスン 5回目(スケール、カイザー1−3、ザイツ5番2楽章)
K先生との5度目のレッスン。
お互い都合が合わず1ヶ月ぶりのレッスンとなった。
初めて徒歩で行ったら回り道をしてしまい10分の遅刻。
1.F durのスケールと分散(2オクターブ)
最初遅刻で動揺したのかFまで上がりきらず、Dで降りてきてしまい先生に???という顔をされる。
やり直して音程はいいが、弓の速さを指摘される。
アップ、ダウンともに返してからのスピードが速いので丁寧に弾くようにとのこと。
何度かやっていくうちにsmoothな音の流れとなりOK。
分散は1stの左手の親指の位置をきちんと戻すこと、はまた指摘。
まだ定着できていないのだろうな。
あと、ポジション移動の際親指がブレるのでそのままスライドさせること。
2.カイザー第1巻第3番
今日から3番になった。
音程に関しては問題ないとのこと。
表情記号にとらわれすぎて8分音符と16分音符で、8分音符の音が短いと言われる。
確かにいわゆる3連のノリになっている。
表情記号はまず置いておいて、8分の長さと、スタッカートの音の抜き方を注意するのが次回までの宿題となった。
3.ザイツの5番協奏曲 第2楽章
まず1回通してみる。
表情でいいところもいろいろあると珍しく誉められる。
注意点としては
・第1楽章から休止なく続く音楽であるという意識で第2楽章の冒頭は呼吸を自然に合わせること。
・フレーズの捉え方がまだ大まかなのでもう少し細かく歌うイメージで弓の使い方を考える。
・同じ音が続く時、それはどのフレーズにどういう意味で繋がるものなのかを明確に認識し、
同じように弾かないこと。
今回もあっという間の1時間だった。
言われるとわかるということを自ら認識できるようにしていきたい。
しかし、音符をただ弾くのと音楽を造ることの大きな違いが日々理解できてきている気がする。
次回までにまたたゆまぬ努力を続けたい。
■2004/09/18 (土) レッスン 4回目(スケール、カイザー1−2、ザイツ5番1楽章)
K先生との4度目のレッスン。
1.F durのスケールと分散(2オクターブ)
最初スケールで弓が全体に駒寄りなのを注意される。
いつも立ち上がりは緊張して何かしら抜けてしまう。
アップからダウンに行くときに手首が持ち上がるので手首の状態はそのままで小指を使ってコントロールするように言われる。
やってみたらできるので「そうその感じで」。
あとポジションを降りたときの1stでの左手の親指を下まできちんと戻すこと。
このあたりは前回も言われたがまだ定着できていない。
移弦のときなど次の指をあらかじめ押さえて備えること。
全体には悪くないので、以上の点を気をつけるようにとのこと。
2.カイザー第1巻第2番
これも前回と同じだが、より具体的なフレーズの切れ目の意識、音の大きさを考えた弓の配分、を指摘される。
短い曲なのだが難しい。
一応は弾けているので、次回は3番に進み折を見てまた2番をやってみようということになる。
3.ザイツの5番協奏曲 第1楽章(ピアノ伴奏つき)
前回の宿題、3連符、16分音符のテンポの妥当性は、3連符はややもたれ、16分音符は急ぐという傾向はまだ残っており、そこを中心に改善。
16分音符の音の長さの不均一さもあわせて解消する。
1楽章の中での情景の変化も意識する。例えばピアノになる後半部、呼吸をして入ると自然になるということなど、いろいろと学ぶ。
もう一息というところ、かな?
4.ザイツの5番協奏曲 第2楽章
今回はじめての緩徐楽章で、これも冒頭の呼吸が難しい。
軽い呼吸ではいるようにとのこと。
F Dur から D moll に転調する部分など表現の変化が必要だ。
盛り上がる部分など3連プがでてくるが、テンポを大げさに変えるのではなく音の大きさ、弓の使い方で変化をさせていく・・・難しいけど・・・とのこと。
しかし、言わんとするところはわかるので具体的にどう弾くか次回までに自分なりの解釈を決めていきたい。
先生が熱心に教えてくれるので、こちらもとてもやる気が出てくる。
日々の練習ではレッスンのための練習は欠かさず、最低でも40分は費やす。
曲を、ただ弾くことではなく表現することを教えてくれるこの先生のレッスンは自分にとってとても有益である。
■2004/09/05 (土) レッスン 3回目(スケール、カイザー1−2、ザイツ5番1楽章)
K先生との3度目のレッスン。
1.C dur・F durのスケールと分散(2オクターブ)から。
最初は1音ずつ全弓で、次に4音ずつスラー、8音スラー、16音スラーという順番。
大体のところは音程が取れておりOK。
分散でハイ・ポジションから降りるときスムーズでない。
具体的には1の指を基準に取ると音程も安定する、と指摘。
スケールで必ず下の指を添えるのと同じ。
たしかに拠りどころができ、安定感が増す。
2.カイザー2番
以下を留意点として挙げられる。
・ひとつひとつのスラーにとらわれるのではなく、歌を歌うようにあるまとまりでひとつのフレージングを捉えること。
・ゆっくりな曲なので4拍子を意識して、2拍子感覚にならないこと。
・アップで元弓にいくとき、手首が持ち上がるので、小指でコントロールして返しで音が切れないようにする。
・最後のリタルダンドはその記号がかかれた場所から開始する。そこまではインテンポ。
次回はもう一回2番。
3.ザイツの5番協奏曲 第1楽章(ピアノ伴奏つき)
・最初の音はピアノのイントロのrit.に引っ張られて遅くなってはいけない。
・リタルダンドのあとの3連符はa tempo ですぐに戻るが、急ぎすぎ。リタルダンドをもっと有効に生かすこと。
・装飾音は速く弾きすぎて重音に聞こえる。ちゃんと分けて弾くこと。
・ブレス記号?(')の箇所など歌うフレージングのポイントを意識し、音楽の流れを作ること。
・16分音符のE線との重音部分はそこまでのクレッシェンドでフォルテで下弓を中心に使うとフォルテが活きる。
大体弾けているとのことで、次回は第1楽章のさらに細かい表現の合わせと第2楽章。
全体の課題として
・フレージングポイントの理解と全体構成への反映
・1,2,3,4,5,・・・各ポジションの1の指を定めるとその上の指の音程が安定する。
今日は1時間20分くらい見てもらった。
「ピアノの伴奏とかは初見で弾けるんですか?」
「そんなことないです。この曲の3楽章は難しいから練習しなくちゃ」
と聞きほっとする。
そして真摯に対応してくれることに感謝し、次回を約して帰途に着く。
■2004/08/19 (土) レッスン 2回目(スケール、カイザー1−1、ザイツ5番1楽章)
U先生との2度目のレッスン。
1.C dur のスケールと分散(1stポジション)から。
最初は1音ずつ全弓で、次に4音ずつスラー、8音スラー、16音スラーという順番。
これはクリア。
2.カイザー1番
以下を留意点として挙げられる。
・1小節内でのクレッシェンド、デクレッシェンドをもっとつける。
・アクセントの拍は前小節から意識して入らないと唐突になる。
・ダウンボウの最初の音がはやいので、ゆっくり弾いてあとの音のために取っておくこと。
・最後から1小節前から元弓に近づけ、最後はフォルティッシモで弾き終えること。
ということでとりあえず合格。
次回は2番。
3.D durのスケールと分散(1stポジション&2 Octave)
1stはできているので、2 Octaveを中心に行う。
・ポジション移動で上がるときはいいが、下がるときに左手の形が崩れるので注意してそのままの形で降りること。
・3rdポジションでのA線のD(1)、E(2)、F#(3)とE線のA(1)、B(2)、C#(3)は共に指が離れる形になるのをしっかりと意識する。
疑問点だった最後に鳴らす和音F#、C#、A#は何なのか?と聞いたところ、
・次のスケール(平行短調)への属和音
とのこと。
4.ザイツの5番協奏曲 第1楽章
・最初の音はアクセントはつくが切ってはいけない。
・クレッシェンド、デクレッシェンドをもっと自然に。
・リタルダンドのあとの3連符はa tempo ですぐに戻ること。
・和音はトップの音がその拍の頭に鳴るように、また音符の長さに注意。
・メゾフォルテの3連符はもっと大きくはっきりと。
・ブレス記号?(')の箇所は音を途切れさせないこと。
・16分音符のピアノ部分のスタッカートは上半分の弓を使い、跳ねる必要はない。
・16分音符のE線との重音部分はそこまでのクレッシェンドでフォルテで弓を大きく使う。
そんなに難しくないと思っていた曲もちゃんと弾くということは難しいことだ。
全体の課題として
・ダウンボウの使い方(ゆっくりと)
・大きい音に弓をたくさん使い、小さい音には少し使う
今日も多大な収穫があった。
終わってから少し雑談していく。
小さい子にヴァイオリンを教えるのはやはり苦労されているようだ。
「始めてから半年はぜんぜんダメですよ」とのこと。
次回のレッスン日を決めて終了。
また新たな目標を設定し、次回も実りのあるものとしたい。
■2004/07/31 (土) 初レッスン
K先生とのヴァイオリンの初レッスン。
次回の練習のために、ビデオ録画、MD録音の可否を尋ねると「全然構いませんよ」とのこと。
機材のセッティングが忙しい。
最初に方針を確認。
1.カイザーの第1巻
2.小野アンナのスケール教本
3.練習課題曲「タイスの瞑想曲」
を行うことにする。
1.カイザーの第1巻第1番
・フォルテとピアノでの弓の使い方の差異
全曲を大体メトロノーム120〜130くらいのテンポでソロで通して弾く。
「うーん、いいんだけど、弓の使い方がフォルテもピアノも同じなので音の強弱がわかりにくい」
自分ではピアノは音を小さくするつもりで弾いているがたしかに弓幅は大きいかもしれない。
「半分から上でちょこっと使うつもりで極端なくらいでやることが必要だ」と言われる。
学習1:弓の使う幅について考えること
・弾き始めと弓の配分
「弓の弾き始めが速すぎる。大事に使わないと後の音がアップアップになる」
子供にはよく言っていることなのに自分がそもそも出来てなかった。
「呼吸して軽く息を吐く瞬間に弾き始めるとレガートできれいな音で始められる」
学習2:弓を大事に使う、弾き始めには注意を払いながら自然に音が出るように呼吸を意識する。
・弓の弦への当て方
「弓の毛がほとんど寝ている状態、それだとシャーッとかすれた音になる」
「そうならないためには手首と腕を平らにして弓の全面で弦を擦る」
そう言えば弓の毛を寝せるのがクセになっている。
何かで読んだ、「少し寝せるのがいい」というのが刷り込まれていたようだ。
やってみると全面当てるほうが太くて艶のある音になる。
学習3:弓の毛は寝せず、全面で弾く。そのためには手首を平らに保つ。
・左手の押さえ方に関して
「2の指を押さえるときは1の指も一緒に、3のときは1,2も一緒に、4のときは1,2,3を一緒に押さえるのが基本」
これはおそらくヴィヴラートをかけるの時に1本の指で押さえることがほとんどなので、そうしたほかの指との間隔を無視していた。
考えてみれば下の指を支えにした方が音程の安定感が増すのは当然だな。
しかし、やってみるとなかなか難しい。
「最初はテンポを遅くしてしっかりとポジションを確認しながらでいいんですよ」
そのときは一緒に押さえることに夢中だったので気がつかなかったが、調性によって例えば3の指で押さえる音のときはその調の1、2のポジションで押さえるのであろうか?
これは次回聞いてみよう。
(このあとメールで当件を質問してみると、「そのとおりです!そのために各調でスケール練習をするのです。」と言われ納得。たしかに常にトーナリティーを意識したポジションはいろいろな意味で曲を弾くときに有効だ。)
2.小野アンナのスケール教本
これは D dur のみで1stポジションのスケールの練習の仕方を教わった。
・1音ずつ
・4音スラー
・8音スラー
・16音スラー
で順番にやっていく。
左手の押さえ方、弓の弦への当て方、弓の配分はカイザーと同様の注意を向けること。
3.練習課題曲「タイスの瞑想曲」
「さらってきたテンポで弾いてみてください」
やはり人の前で弾くと非常に緊張する曲だ。
なんとか弾き終えると
「表現したいことはとてもわかるけど、音符の長さを勝手に変えるのはいけない。あくまで譜面に書かれている通りに弾くことが第一条件」
「具体的には、たくさん出てくる3連符を正確に、あと5連符も後ろ3つが遅い」
これはジャズのテンポはジャストでクラシックは自由にテンポを変えるものだ、という妙な先入観が支配していたのは確かだ。
まずは正確に音符を弾けてからの話である。
あと、ボーイング、フィンガリングいろいろとサジェスチョンをもらい、譜面に書き込む。
しかし、こうした表現力が全てのような曲をやるには物理的なテクニック面をまず養うのが先だ、と気づく。
そこで、最初にこの曲をやるのはやめて、形式のカチっとしたものからやり直したい、と提案。
「そのほうがいいわね。いわゆる古典っぽいのから」
ザイツの5番はどうでしょう?
「いいかもしれない。それから始めましょう」
ということで次回のレッスンは曲目変更となった。
初回が終わってみてこの1時間でいかに多くのことを学んだことか。
今回もためになることが多く収穫があった。
やはり基本に立ち返って変な癖のついている自分の弾き方を無垢な形にすること。
そのほうが技術的な安定度は高まるという気がした。
U先生も細かいところをチェックし、わかりやすく直してくれるのでそれほど混乱しない。
ダメなところはダメだしをするし、ああ、レッスンというのはこういうものなんだな、できないから教わっているんだな、という気になる。
次回はまた今回の復習をして、いくつか出た課題を仕上げていきたい。
■2004/07/17 (土) 面接
近所に住んでいるヴァイオリンのK先生との面接&体験レッスンに行ってきた。
今年に入ってひとりで練習を続け、昔のK先生との再会も果たしいろいろと教わった。
しかし、K先生も忙しくなかなか時間も取れないので不定期なものになってしまうのは仕方がない。
逆にK先生に1回みてもらったことで、定期的なチェックが必要だと感じた。
場所・時間・料金等を勘案してあるところで紹介してもらったが、(若くて美人ということはおいといて)、なかなかいい感じの先生だった。
ヴァイオリンの構えをチェックしてもらったところ、肩で支えていることを指摘され、肩をオープンにして鎖骨と顎で挟むやり方を教わった。
こんな初歩的なこと、と思ったが、いうとおりにしてみたら左腕の空間がグンと広がり指の動きがとてもスムーズになった。
急に視界が開けて自由になった感じ。
こんなことも知らなかったのか、それとも忘れてしまったのか、ガーン!と思ったが、自分の子供の頃の教育は本当に揺籃期だったのかな、と思ってしまった。
信頼感がグーンとアップし、隔週60分のレッスンをお願いすることした。